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2014年4月16日 (水)

「憲法9条にノーベル平和賞を」という市民運動をご存知ですか

1.「憲法9条にノーベル平和賞を」という市民運動をご存知ですか。
① その名の通り、特にその第9条によって国際平和に貢献している日本国憲法にノーベル平和賞を授与することによってその国際的価値を明らかにし、9条改悪の動きに歯止めをかける一助にして行こうとする運動です。東京新聞がこの運動について丁寧な記事を書いているのでそれにそって紹介します。(「9jouni_nouberuheiwasyouwo_toukyousinnbunn14_1_3.pdf」をダウンロード
② このアイデアを思いついたのは神奈川県座間市の主婦でクリスチャンの鷹巣直美さんです。2012年10月、欧州連合(EU)への平和賞授与の報道に接して思いつきました。EUの受賞理由は「地域の統合により、国家の和解と平和を進めた」というものでした。それならば、「戦後70年近くも日本に戦争をさせなかった9条にも資格がある」とひらめきました。
③ しかし、集めた署名を、ノーベル平和賞の受賞者を決定するノルウェー・ノーベル委員会に送り始めたところ、委員会から「ノーベル賞は個人か団体に授与するもので憲法のように抽象的なものは候補になれない」との返信が送られてきました。実は「9条にノーベル平和賞を」という運動は1991年に、「第9条の会」を米国で立ち上げたチャールズ・オーバービー、オハイオ大名誉教授が過去に推薦しようとしましたが鷹巣さんと同じ理由で委員会から断られていました。そこで鷹巣さんが考えついたのが、「9条を保持している日本国民」を受賞者にして行くという枠組みでした。そのため署名簿の申し入れ文は以下のようになっています。
《ノルウェー・ノーベル委員会 御中》
 「日本国憲法は前文からはじまり 特に第9条により 徹底した戦争の放棄を定めた国際平和主義の憲法です。特に第9条は、戦後、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける大切な働きをしています。そして、この日本国憲法第9条の存在は、日本のみならず、世界平和実現の希望です。しかし、今、この日本国憲法が改憲の危機にさらされています。
 世界各国に平和憲法を広めるために、どうか、この尊い平和主義の日本国憲法、特に第9条、を今まで保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください。」
④ 鷹巣さんが地元の9条の会等、市民団対などに相談したところ、実行委員会が昨年8月に発足しました。また、署名も、2万5千近く集まりました。
⑤ しかし、この東京新聞でさえ記事の中で「荒唐無稽のようだが」と書かざるを得なかった運動でしたが、大学教授等の積極的協力を受けて、一定の資格を与件とする推薦人集めが進み始めました。
⑥ そんな中、2014年4月始め、ノルウェー・ノーベル委員会から、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の提案を受けとりました」「今年は278の候補者が登録されました」「今年度の最終受賞者の名前は10月10日に発表される」とされていました。(しんぶん赤旗2014.4.13

2.実行委員会からの依頼事項
① 署名をする:
方法A:ネット署名: http://chn.ge/1bNX7Hb 
方法B: 署名用紙: 署名用紙表 (操作中にEVERNOTEへの加入申し込みフォームが出てくることがありますが、加入を希望しない場合は、右下のSKIPをクリックして下さい。)署名用紙裏
②まわりに広める:
A:署名をまわりの人に呼びかける。
B:メディアに働きかける。(新聞の読者投書欄への投稿など)
C:電子署名は国境を越えます。世界中の人々の力を借りることができます。

以上、皆様のお力添えをお願い致します。なお、今回は、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会実行委員の落合正行さんからお話を伺いました。ありがとうございました。

森史朗 2014/04/16

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平和・安全保障」カテゴリの記事

コメント

僕は大賛成で、既に署名しました。近隣諸国などにあれだけの犠牲を強いた日本があの戦争で学んだ教訓は、国家が独占する交戦権の行使を法律でいかに制限するか、この問いを日本が懸命に考えて、いかに世界の英知として国際社会に普及させるか、だと思います。

投稿: 赤羽恒雄 | 2014年4月17日 (木) 12時25分

赤羽さん、既にご署名済みとのこと、ありがとうございます。今、日本では法による交戦権の制限どころか、制限の解除が進められています。ついては、赤羽さんに、ノルウェー・ノーベル委員会への推薦人の一人になっていただけないでしょうか。選考にあたっては一般の署名人以上に、一定の与件を持つ推薦人による支持がモノを言うのです。実行委員会にコンタクトを依頼しておきますので宜しく。

投稿: 森史朗 | 2014年4月17日 (木) 17時23分

日本国憲法第9条を守って来た、そしてこれからも守り続ける日本国民にノーベル平和賞授与、大賛成です。
憲法9条は、日本の国柄であり、日本国と国民のアイデンテテイ(存立の根源=基盤、原理)です。日本はこの原理に立った外交力で日本と地域、世界の平和維持に積極的に寄与していくべきです。この点を徹底して行けば、中東戦争の時のように友好国(アメリカ等)から”日本はカネは出してもイノチを出さない”と非難されることは無いと思います。戦争しないことが日本の国是なのですから。日本がノーベル平和賞を貰えば、この点が更に深く世界の人々に理解されると思います。

投稿: 笛木昭 | 2014年4月18日 (金) 13時46分

笛木さん、コメントを頂きありがとうございました。「国柄」という捉え方は大切だと思いました。私達のアイデンティティーに関わることだからこそ、それを守るために国民的努力が求められているということなのでしょう。但し、戦後日本の平和主義を本来の国柄を歪めるものとして攻撃する動きもあり、気をつける必要があるでしょう。

投稿: 森史朗 | 2014年4月18日 (金) 18時45分

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受信: 2014年5月 9日 (金) 12時49分

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